Amount_Inception

量の理論>量の理論の発端

  • 数教協は1951年の創立以来常に、量から数を、そして量に対する扱いから数の演算を導くことを主張してきました。この主張を発展させて、体系的な《量の理論》を提唱したのは、その数年後の1958年のことでした。

  • 当時、教育課程は生活単元学習からいわゆる系統学習に変えられようとしていましたが、同時に小学校教育においては割合や分数の乗除の問題が、中学や高校教育においては微積分学をどう扱うかが議論されていました。こうした数学教育にとって枢要な問題を一刀両断に解決する1つの鍵として、当時委員長であった遠山啓によって《量の理論》が提案されたのでした。その後、この理論は数教協の多くの研究者・現場教師によって深められ発展させられ、今日では、数学教育を支える大きな支柱の1つとなっています。

  • 最終更新:2016-07-18 10:29:45

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