About_Us

AMIS>About us

  • 数学教育協議会は、1951年の創立以来、常に革新的に研究活動と実践を行ってきました。そして、半世紀を超える年月の中で、数々の研究・実践の成果と言えるものを生み出してきました。

  • ここでは、数教協が到達した算数・数学教育についての主要な諸原則を簡潔に紹介することで、数教協の紹介に換えることとします。(以下の記述は、『数学教育の諸原則 ─数教協の成果─』(1984年 数教協刊)をもとにして加筆・編集したものです。)

Epilogue

  • 数学教育協議会は長年の研究活動の中から、数学教育に関するいくつかの重要な原理と方法とを生み出し発展させることに成功しました。これらは現実に教室で試され、その結果、次第に高く評価され、日本の数学教育にかなりの影響を与えるに至っています。

  • 特に、《量の理論》といわゆる《水道方式》とは大きな成果を上げています。また近年に至って、数教協は《楽しい授業の創造》を提唱しましたが、これは先の原則ないし方法を成功させる裏付けともなっています。

  • 《量の理論》は、数とその四則の意味を明らかにするとともに、数学を外界に適用する道を開き、初等数学を微積分学と結び付けます。

  • 一方《水道方式》は、それらの計算の手続きに注目し、それらを徹底的に分析して体系化することに成功しました。このような試みが、他の何人によってもなされなかったとは驚くべきことです。これらの手続きの説明には、タイルを教具ならびにシューマとして利用しますが、これは、上述の量と計算手続きとを結び付けるものであり、子どもの理解および習熟に大きな役割を果たしています。

  • これらに対して《楽しい授業》は、数学理解の主体的条件に着目します。これによって多くの教具、ゲームが考案され、実験や実測が遂行されています。

  • アメリカの記号理論で有名な言語学者チャールズ・ウィリアム・モリスの用語を借りて要約すれば、これら3つの原則は、それぞれ数学教育の意味論的側面、構文論的側面、実践論的側面に当たるとも言えるでしょう。

  • 最終更新:2016-07-17 18:03:59

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード